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​  沿線いい店 食べ歩き飲み歩き (第1回)

       日時:  2023年7月15日(土)17:00~

        場所:  みずほ台駅徒歩3分 「平作」

       参加者:  ​  牛窪さん、兵頭さん、諸岡さん、加瀬(昌)さん、磯

沿線いい店食べ歩き飲み歩き「平作そば」に参加して

                                   牛窪煕子

 7月15日、第1回の「沿線いい店食べ歩き飲み歩き」の会に参加した。磯さん提案のこの企画が実施されると決まったとき、第1回にはぜひ参加したいと思った。近隣の飲み屋にフラリと入る感じが、昭和の「男の世界」を連想させたし、そんな中に私のような「異分子」が混じった場合、どんな化学反応が起きるかにも興味があったから。当日の参加者は、磯さんのほか、加瀬幹事長、兵頭さん、諸岡さん、それに私の合計5人。磯さんの案内で、みずほ台駅近くの「平作そば」という蕎麦屋さんに入った。

暖簾をくぐり、銭湯にあるような下足入れに靴を収めて中に入る。二間続きの畳敷きの部屋(それそれ十畳ぐらいあるだろうか)の間の襖を開け放ったところに、長テーブルと椅子が二列に置かれている。レトロな感じが心地よかった(歳のせいもあるかも?)。 もともと磯さんは、この店を奥さんに教えられたという。そう聞いてあたりを見回すと、家族連れや女性同士のお客さんの姿も目に付いた。当初私がイメージした「男の世界」とはずいぶん違うようだ。窓際にズラリと並んだ日本酒を見ると、酒好きの人たちにも愛される店なのだなとも思ったが。

ホッコリ心安らぐ雰囲気の中、美味しく食べ、美味しく飲んだ。コロナの感染が広まって以来、私はほぼ毎日、一人きりで食事をしているので、誰かが作ってくれた料理を、誰かと一緒に食べるなんて、本当に久しぶりだし、とても贅沢だと感じる。それだけに、料理もお酒もことさら美味しく感じたのかもしれない。

蕎麦屋さんだけあって、締めのお蕎麦はことに美味しかった。ところが、お蕎麦をすすりながら見回すと、加瀬幹事長の姿がない。藤沢まで遠路戻らなければならないため、途中退席されたとのこと。幹事長としての責任感から、第1回目の催しには参加しなければと思われたのだろう。せっかくのお蕎麦をご一緒できず申し訳ない思いがした。

よく食べ、よく飲む中で、話の方も切れ目なく続いたが、「異分子」としての私が加わったことで化学反応が起きたかと聞かれると、たぶんそんなことはなかったと思う。何よ

平作.jpeg
総勢5人で右から2番目が筆者。化学反応中?

り私は「異分子」ではなく、すっかりみんなの中に溶け込んでしまったから。

 今後もこの催しは、間隔をあけ、店を変えて続ける予定だと聞いたので、私はできるだけたびたび参加して、贅沢な時間を味わいたいと思った。ただし、すっかりいい気分になった挙句、店に文庫本を忘れて磯さんに迷惑をかけてしまった。後日のワインの会では、会費をお支払いするのを忘れて、吉川さんに迷惑をかけた。これ以上誰かの迷惑にならないよう、多少の緊張感は残しつつ、参加したいと思う。    (64年一文卒)

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