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2015年3月8日
スライドを用いて「ラピタ文明」について語る講師の慶田昭・和光稲門会会長。聞き入る参加者の皆さん
3月8日(土曜)、和光稲門会が主催する初めての講演会が、和光市中央公民館で開催されました。
当日は雨のそぼふる中、和光稲門会会員だけでなく、近隣稲門会の会長・会員や一般市民の方々など、計41名の参加がありました。和光稲門会からの参加者は以下の19名です(氏名音順、敬称略)。
【参加者】青木佳男/新井昭夫/安保友博/石井彰/井谷太/岩佐義春 /牛窪熙子
江口達也/加瀬昌之/加瀬久美子/金木清一/上川巌/慶田昭/笹平直敬
佐藤茂喜/佐藤あけみ/背黒文宏/比企忠夫/久田辰夫
また、近隣稲門会から以下の8名の皆様がお越し下さいました(氏名音順、敬称略)。
朝霞稲門会=西森勝一会長
志木稲門会=一ノ倉達也会長
新座稲門会=伊藤雅夫会長/鈴木康昭/並木通直
富士見三好稲門会=高橋明男会長/羽生寛昭/東山勝治
講師を務めた慶田昭会長
司会進行は石井彰副会長。笑顔を絶やさぬ名司会でした。
講師は、和光稲門会の慶田昭会長。講演のタイトルは「ご存知ですか?ラピタ文明」です。
ラピタ文明はおよそ3600年前、高度な航海技術で太平洋全域に広がっていたと考えられており、日本では縄文時代後期にあたります。名前の由来は、ニューカレドニアで発見された土器がラピタ土器と命名されたことです。
その高度な航海技術によって縄文人と交流があったと推測されるラピタ文明。もし縄文人が高度な航海技術を持っていたとしたら…?
慶田会長は、自身が実際に撮影してきたイースター島などでの写真をスライドで披露しながら解説。たとえば同島のオロンゴ遺跡には、日本の飛鳥時代に造られた石舞台古墳(奈良県)と同様の石室があるなど、日本とラピタ文明の接点をうかがわせます。
また、古事記や日本書紀には古代ポリネシア語の発音に類似した言葉が多くあり、たとえば古事記には「速い舟」を意味する「枯野」という言葉が登場しますが、その語源は「カヌー」とのこと。海をこえた文明の交流が縄文時代以来つづいていたことを物語るものではないか、と考えられているようです。
1時間余の講演終了後、質疑応答では参加者から「ラピタという壮大な文明はなぜ滅びたのか」など、興味深い質問が相次ぎました。
参加者の好奇心を大いにくすぐった今回の講演会。和光稲門会は、これからも随時、こうした講演会をみなさんの身近なところで開催していく予定です。
お気軽にご参加ください!
慶田会長(前列中央)を囲んで記念撮影
お気軽にご相談ください。➡ お問い合わせは、こちら m_kase1128@nifty.com まで
【文:背黒文宏/政経90年卒】
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