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2016年12月3日
▲早稲田駅伝会場(夢の島競技場)
12月3日(土)、「第6回早稲田駅伝」が夢の島競技場にて開催されました。参加者は以下の皆さんです。応援団長を加瀬久美子さんが務めてくださいました。いずれのチームも総距離は20kmです。
【参加者】(7名。 和光稲門会より3名、敬称略)
〈チーム白子川:タイム1時間44分27秒〉
伊藤幸子(新座稲門会)/荻原健/吉樂しのぶ(朝霞稲門会)/平井寛(伊藤幸子さんの同僚)/加瀬昌之/
〈チーム黒目川:タイム1時間44分26秒〉
森田和憲(新座稲門会会友)/坂井遊(伊藤幸子同僚)/広瀬隆(秋浦新座稲門会副会長の同僚)/菊地真理子(吉樂しのぶさんの同僚)/伊藤博(新座稲門会)
▲駅伝参加者(前列左端が筆者)
埼玉県西部に位置する東武東上線沿線の5つの地域稲門会(朝霞、志木、新座、富士見・三芳、和光)が設立されて6年になる。その間目立たないながらも、この近隣5市稲門会会員が誘い合って毎年参加しているのが「早稲田駅伝」である。
2012年の秋、新設間もない5市稲門会では互いの親睦を図ることを目的に、稲門祭で「飲茶」の臨時店を出店した。各稲門会から駆り出された店舗スタッフにはランニング愛好家が多く、それでは一緒に早稲田駅伝に参加しよう、ということになったのである。以来、毎年チームを組んでエントリーし、親睦を深めている。5人でタスキをつないで 20kmを走り、チーム名も「チーム黒目川」、「チーム白子川」、新河岸川、柳瀬川と、地域色豊かだ。稲門祭で飲茶を売って楽しみ、早稲田駅伝でタスキをつないで楽しむ、楽しむことを知る人たちである。
早稲田駅伝は以前は国立競技場で行われていたが、建て替えのため、現在は江東区の夢の島競技場に会場を移している。早稲田大学応援団、チェアガールズや話題の男性チェアリーディング・ショッカーズがパフォーマンスし、タレントが歌う中、大隈ラン(キッズラン&親子・孫ラン)、個人ラン&仮装ラン、そして駅伝が行われる。コース周りには、早稲田大学競争部の箱根駅伝展示コーナーをはじめ、健康測定やマッサージサービス、無料のコーヒーや婚活サービスまである。当然のことながら、タイムより参加することに意義のあるお祭りである。
和光稲門会は、初回から、新井昭夫、加瀬昌之、荻原健、荻原敏子、背黒文宏、笹平直敬の各会員が出場し、第6回には、加瀬昌之幹事長と荻原健会員がエントリーした。走れない私は応援である。
ランニング愛好家の荻原会員は市民マラソンの常連で、フルマラソンの経験も豊か、現在は山野を走るトレイルランニングに挑戦中のベテランである。早稲田駅伝も初回から連続出場の、毎回「花の2区(6km)」を走る「和光のエース」だ。一方、初回は応援で参加し、その打ち上げ会で酔っ払って「来年は走るぞ!」と叫んだ加瀬幹事長は、本人は忘れても皆が覚えていたということで、2回目はご迷惑のかからない個人ランで出場し、3回目から駅伝メンバーに入り、なんと今回はアンカーである。毎年7月になると早朝4キロランニングを開始し、週5、6回走って本番に備えている。
大会当日は12月には珍しい穏やかな晴天に恵まれ、キッズラン出場の子供達の輝きにまず目を奪われた。回を重ねるごとに参加者が増えているようで、スタート直後から大勢のちびっこ達が、まだ小さな体で、先の苦労などは眼中にない(想像にない)全速力のまま懸命にどこまでも走っていくその姿は、そのまま未来へ繋がっていくようである。親子・孫ランでは、幼い子供と一緒に走る若い父親が目立ち、小さな我が子を抱いたまま走る親もいて驚いた。個人ラン、駅伝では、高齢者の姿がめっきり少なくなったように思う。今回エントリーの5市稲門会2チーム「チーム黒目川」「チーム白子川」計10名の中でも、64歳の加瀬幹事長が最高齢となった。
参加定員400組という駅伝の第1走者が一斉にスタートした。チーム白子川、花の2区6kmを走る荻原ランナーは、私たち応援団に応えてカッコよく笑顔で手を振り、そのまま颯爽と走って行った。
同チームの第5走者アンカー4kmを走る加瀬ランナーは、チーム黒目川から半周リードでタスキを受け取ったが、後ろから黒目川のアンカー、新座稲門会のベテラン、伊藤博ランナーがどんどん迫っており、そのままリードを保てるのか大変懸念された。そのうち追い抜かれると誰もが確信したが、驚いたことに、最後は二人並んで万歳しながらゴールインとなった。伊藤ランナーの職業は校長先生、教育者である。必死で走るチーム内最高齢の加瀬ランナーを、教育的配慮か、はたまた職業病か抜き去ることができなかったようだ。
駅伝が終了し、陽も傾いてさすがに冷え込んだが、気持ちは応援した時のまま温かかった。豊洲のレストランで楽しい打ち上げ会を終えて外に出ると、そこには、ウォーターフロントの美しい夜景が広がっていた(大会詳細は「早稲田駅伝」HPで)
▲豊洲の夕暮れ。
【文と写真:加瀬久美子/一文79年卒】
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