2015年6月7日
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6月7日(日)、和光市民文化センター(サンアゼリア)小ホールにおいて、2015年度定時総会が開催されました。参加者は以下の35名です(敬称略、氏名音順)。
【参加者】
青木佳男/新井昭夫/安保友博/石井彰/岩佐義春/牛窪熙子/宇波信吾/江口達也
荻原健/荻原敏子/加瀬久美子/加瀬昌之/金木清一/上川巌/栗原三男
慶田昭/笹平直敬/佐藤あけみ/佐藤茂喜/首藤正博/背黒文宏/土屋繁子
野木実/比企忠夫/久田辰夫/兵頭賢二/松本武洋/森山淳
▽以下の2名の方々が新たに和光稲門会に加入、総会に参加されました。
馬場桃子(一文/2004年卒) 柳原健亮(人間科学部/2012年卒)
▽以下の5名の方々は学生会員のみなさんです。和光稲門会へようこそ!
市川陽子(4年/商) 市川裕賀(2年/人間科学) 丘 起徳(4年/文化構想)
永井款也(4年/理工) 眞鍋将太(4年/理工)
【第1部 定時総会】
司会進行は宇波信吾幹事。まずは慶田会長が挨拶。「和光稲門会の組織拡大は大きな課題」と述べ、若い世代の会員獲得を訴えました。
つづいて、ご来賓の高木祐治・早稲田大学地域担当副部長より祝辞を頂戴しました。母校が現在、文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」の対象として、研究力の強化に一層、力を入れているとのご報告がありました。
そのあと、2014年度の活動報告、決算報告、監査報告、そして2015年度の行事計画と予算案がいずれも原案どおり承認され、総会は無事、終了しました。
挨拶をする慶田会長
ご来賓の高木祐治・早大地域担当副部長
第2部の講演会で熱く語る日産財団常務理事の曽根公毅さん
【第2部 講演会】
第2部は講演会。テーマは「次世代を担う人財を育成しよう!」。
講師を務めてくださったのは日産財団常務理事の曽根公毅さん。早大理工を卒業され、同じ理工卒の当会の加瀬幹事長とはマブダチとのことです。
グローバル化が進む今日、世界で活躍できる人材をどう育てるかが、企業にも大学にも問われています。
ご自身も、かつての勤務先である日産自動車で海外勤務を長く経験され、外国人と仕事をともにされた曽根さん。外国人から見て、日本人ビジネスマンは「会社に献身的」「チームワークを重んじる」などの良い点もあるとしつつ、他方で、以下のような欠点があると指摘されました。
▽激しい議論をしない
▽ルールがあると何も考えずに従う
▽モノを考えず現状肯定する
▽おかしいと思っても挑戦して変更しようとしない
「自分の意見をきちんと主張できなければダメ」
「日本企業の3S会議(Silent,Sleep,Smile)は通用しない」
「企業に貢献できるのは『人財』、ただ会社にいるだけの人は『人在』、給料ドロボウは『人罪』」
思わず自分の会社生活をふり返ってしまうような講演内容に、会場からは笑いが起きたり、時おり「う~ん…」という声がもれたり。
また、サラリーマンだけでなく、「学生たちも問題だ」と曽根さん。日産自動車が早稲田大学で寄附講座を実施した際にも、外国人留学生と日本人学生とではこんな違いがあったそうです。
「外国人留学生は教室の前から座るが、日本人学生は後ろから座る」
「授業のあとも留学生は講師を質問攻め。日本の学生はさっさと帰る」
言葉の壁をふくめ、グローバル人材の育成には克服すべき課題がたくさんあることを指摘された曽根さん。最後に、「これからのグローバル社会をみすえて、母校・早稲田大学の校歌にある『久遠の理想』を広い視点で追い求めていくことが必要ではないか」と述べ、講演をしめくくりました。
ワセダ愛あふれる講演で、あっという間の1時間でした。
【第3部 懇親会】
第3部は懇親会。当会顧問で和光市長の松本武洋さんの挨拶のあと、同じく当会顧問の野木実さんが乾杯の音頭をとって懇親会スタート。
そして今年も、チャリティーオークションと古本市を開催しました。収益から55,825円が被災学生支援金などとしてWASEDAサポーターズ倶楽部へ寄付されます。